環境的側面 ファクトシート

Filed in: Aulani, a Disney Resort & Spa

概要: ハワイの古代社会は、自分が今あるのは、七世代前の誰かが将来世代のことを考え、『子孫の生存ではなく、繁栄のために必要なもの』を得てゆけるよう手を尽くしてくれた結果である、ということを意味する“クレアナ”の原則の上に成り立っていました。“マラマ・アイナ”(ハワイ語で“自然を大切にする”)という言葉に体現されるハワイの人々と自然との深い関係性に着想を得たアウラニのデザイナーたちは、多岐にわたる環境保全技術や持続可能性、エネルギー効率、生態系意識を促進させる要素を採り入れました。
2013年アウラニは、環境に考慮した建設施工と建築システムを評価されて、米国グリーンビルディング協会(USGBC)よりLEEDシルバー認証を取得しました。アウラニは、この権威ある環境認証を取得したハワイにおける初のリゾートとなりました。

主な特徴:
環境保全を考慮した建築
• ディズニーは、環境に配慮してアウラニを作り、LEED認証取得まで長い年月を要しました。LEED認証取得に向けた最初のステップの1つが、2007年に始まったリゾート建設地の選定でした。アウラニは、全体計画が策定済みのリゾート地に建設されたため、新たに木が伐採されることも未開発区域が侵害されることもありませんでした。
• ディズニーの建築技師は、赤外線スペクトルを大気に向けて偏向することで屋根の温度を下げ、建物の温度上昇を防ぐ“クールルーフ”技術を活用しました。また、アウラニ内のスパ・フィットネスセンターとレストラン「アマアマ」のキッチンの上には、植物を利用した“グリーンルーフ”も設置されています。赤外線スペクトルを偏向し自然な日陰を作り出すグリーンルーフは、エネルギー効率を上昇させる効果があります。
• イマジニアたちは、リゾートの大半で“認証木材”を使用しました。木材がこの認証を得るためには、森林管理者は持続可能な収穫レベルや迅速な森林再生など、さまざまな環境的側面への対応が求められます。
• エレベーターは省エネ型で、従来のエレベーターに比べて、約3分の2のエネルギーで稼働可能となっています。また、これらのエレベーターは、化石燃料をベースにした石油系潤滑剤は不要となっています。非常階段の吹き抜けには、省エネ型照明技術が使われていて、最小のコード付き照明で常時吹き抜けを照らすことができる2層の非常用照明が設置されています。吹き抜けに人が入ってきた時には、センサーが反応して照明レベルが上昇します。
• ボールルームや会議室など多数のゲストが集まる場所では、空間から排出される二酸化炭素を測定する“デマンド型換気”技術を活用して大気環境がモニターされています。空気は室内の人数に応じて調整可能です。

• アウラニで活用されているヒートポンプ技術は、冷暖房装置の廃熱を取り込み、アウラニ全体で使用する温水に転用するための技術です。ゲストが温水の蛇口をひねると、水を熱するためのエネルギーの一部は、冷暖房装置から供給されます。これは、リゾート全体の水使用量を削減する効果があります。
• アウラニ内の建物の大半の屋上にある冷暖房システムには、ヒートパイプが埋め込まれています。パイプは“超伝導体”(熱伝導システム)として機能し、屋内に入る外気を除湿する効果があります。密閉された銅管は、空気が出入りする道に沿って設置され、単相対流で熱を伝える高い伝導性を備えています。ヒートパイプには、機械的可動部がないため最小限のメンテナンスで済むほか、アウラニに課せられたエネルギー性能基準をクリアするうえでも役立っています。
• アウラニでは、冷暖房および冷却システムをサポートするために冷却塔を活用しています。建物の冷房装置から発生した廃熱を奪う冷却塔は、全体の水使用量を削減する効果があります。
• “可変周波数駆動”(VFD)として知られる技術は、アウラニの冷暖房システムで消費されるエネルギー量を削減する効果があります。VFDとは、エネルギー需要の変化に対応するモーターで、例えばホテルに空室がある場合は、VFDモーターは自動的にエネルギー需要に対応し減少させます。
• アウラニは、低揮発性有機化合物(VOC)、またはVOCフリー塗料およびコーティングのみ、および低VOC、またはVOCフリー接着剤、または密閉材のみ使用しています。アウラニ内のすべてのカーペットおよびカーペットパッドは、カーペット・ラグ協会が認定するグリーン・ラベル・プラスで、これは厳格な低VOC、またはVOCフリー要件を満たすとともに、もっともVOC排出量が少ないカーペットおよびカーペットパッドであることを意味しています。
• アウラニ屋内の大気環境基準は、米国暖房冷凍空調工業協会(ASHRAE)で定められています。
• 低流の蛇口および設備は、水使用量を削減する効果があります。
• アウラニの建築チームは、建設時に発生した建築廃棄物の半分以上をリサイクルすることに成功しました。リサイクルされた素材としては、コンクリート、コンクリートブロック、木材、金属、鉄、アルミニウム、段ボール、ガラス、植物性材料から発生した植物性廃棄物がありました。
ゲストも参加可能な環境保全
• アウラニ内では、段ボール、アルミニウム、紙、プラスチック、生ごみなどを対象としたリサイクル・プログラムが実施されています。電子機器、電池、電球もリサイクルされています。
• アウラニの入口にある“ロイ・カロ”(ハワイ語で“タロイモの段々畑”)では、消費用の4種類のカロが栽培、収穫されています。畑での作付け、収穫、維持は地域のボランティアが行っています。
• アウラニのゲストは、照明だけでなく室内温度も管理可能です。さらに、ラナイのドアに組み込まれた連動装置により、ドアが開くと自動的にセントラルエアコンはOFFになります。
• アウラニの客室には、白熱電球よりも4倍効率に優れ、最大10倍長持ちするコンパクトな蛍光灯が使用されています。
• 駐車場には、電気自動車用充電ステーションが34カ所も設置されています。

〈本件に関するお問合せ先〉
★ ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル 担当/澤田 智子tomoko.sawada@disney.com
★ アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ  担当/播本 典子 noriko.harimoto@disney.com